自分の部屋に スマホ、タブレット用の無線LANアクセスポイントが欲しい……というわけで、NECの無線LANルーター(Wi-Fiルーター)、Aterm WG1200CRを買ってみました。
今年2月8日発売の新製品です。普及モデルWF1200CRのギガビット対応版という感じで、100Mbps以上の速度を活かせるモデルとなっています。
プレスリリース
https://www.necplatforms.co.jp/press/201802/20180201_01.html
製品ページは以下です。
http://www.aterm.jp/product/atermstation/product/warpstar/wg1200cr/
主な仕様
- 無線LAN仕様:IEEE802.11a/b/g/n/ac 867Mbps(5GHz)+300Mbps(2.4GHz)
- ストリーム数:2ストリーム
- アンテナ数:2×2(5GHz帯 & 2.4GHz帯)
- 有線LAN仕様:1000BASE-T/100BASE-TX(Auto MDI/MDI-X対応)×1
- WANインタフェース:1000BASE-T/100BASE-TX(Auto MDI/MDI-X対応)
- 中継機能:有り
- 幅x高さx奥行:40.5x110x116.5mm
- 重量:200g
レビューなど
デザイン、サイズ★★★★
良くも悪くも主張の無いデザインに仕上がっています。手のひらにのる大きさで、とてもコンパクトです。
設定の簡単さ★★★
アクセスポイントとして使っています。
本体の背面スイッチを「ブリッジ」に設定し、WANポートにLANケーブルを接続して、電源を入れるだけです。
最初にWG1200CR割り当てられたIPアドレスを探すのには、「NetEnum」
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/netenum/
というフリーウェアを使うと楽です。
後は、有線接続しているPCのブラウザ経由で各種設定を行い、スマホとタブレットは手動で接続しました。
受信感度★★★
木造2階の自室に設置、隣の部屋くらいだと安定して100Mbps以上の実効速度が出ています。1階のリビングまでいくと20Mbpsくらいまで落ち込みます。推奨環境の3LDKはほんとうにギリギリのラインかと思います。
機能性★★★★
今時の無線LANルーターに必要な機能は一通り備わっています。
以下、機能一覧。
http://www.aterm.jp/product/atermstation/product/warpstar/wg1200cr/function.html
利用用途は、親機、子機、中継機として利用可能ですので、1台持っておくといろいろ活用出来るかなと思います。
実行速度の計測
iPerf3を使ってAndroidスマホのWi-Fi実行速度を計測する
先日の記事と同様に、iPerf3を使ってWi-Fi実行速度を計測してみました。
Xperia Z3 Compact、リンク速度433Mbpsで実行速度は171Mbps。期待していた程ではなくちょっとがっかりでした。
気を取り直してドコモ dtab Compact d-01J、リンク速度433Mbpsで実行速度は220Mbpsでした。まぁまぁ納得の数字が出ました。
とりあえず、手持ちのスマホとタブレットで100Mbps以上の実効速度が出ましたので、Aterm WG1200CR導入の効果はあったな、と思います。
2018-02-22付けで、WG1200CRファームウェア Ver1.0.1が出ていたので、早速アップデートを行いました。
http://www.aterm.jp/support/verup/wg1200cr/fw.html
以上、参考にしていただけると幸いです。
2018-02-26 追記:発熱、消費電力について
天板に放熱用のスリットが空いていますが、使用中、筐体はほんのりと温かいです。
消費電力ですが、定格消費電力最大10.8Wにたいし、アイドル時3.2W, iPerf3を使っての実効速度計測時4.0Wでした。(サンワサプライ ワットモニター読み http://amzn.to/2BQ2P1b )
今回はアクセスポイントとしての使用でしたので、消費電力が低めに抑えられているようです。
筐体が小さいので、ルーターモードで使用の際は筐体の放熱を妨げないよう要注意かと思います。