PCオーディオ(デスクトップオーディオ)の構成
■自作PC (Intel Core i7 6700 + ASUS PRIME Z270-A)]
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■USB DDC (DIYINHK CM6631A基板)
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■自作DAC (DAC179X-2.1 PCM1795 DUAL)
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■セレクター マスプロ VSW41←■Raspberry Pi 3+msBerryDAC、■サブPCなど
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■自作アンプ(お気楽アンプ3/LM3886) ■自作ヘッドホンアンプ(LME49600 H.P.A.)
■Amulech AL-202H SE
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■スピーカー(TEAC S-300Pro)
購入動機
PCオーディオ用に使用している自作アンプ(お気楽アンプ3/LM3886)の内蔵トロイダルトランスの唸り音が酷くなってきた&対策が面倒に感じたので(*1)、Amulechのデジタルパワーアンプ AL-202H SEを買ってみました。
私の場合、本格的に集中して音楽を聴く際はヘッドホン(自作ヘッドホンアンプ経由)で、アンプ+スピーカー使用時は動画視聴時やBGM用途なので、音質追求よりも小ささと価格重視、電子ボリュームという事で本機を選びました。
レビューなど
まず最初に気になったのが、電源スイッチの小ささ。慣れが必要で、指先で操作すると爪を痛めそうです。
コツとしては天板に手を掛けて親指の腹で操作もしくは、親指で天板を押さえながら人差し指の腹で操作すると結構楽です。
アイドル時の消費電力はワットモニター TAP-TST8読みで0.6Wでした。これまで使っていた自作アンプは6Wでしたので、非常に優秀ですね。アンプ変換効率93%との事ですので、これならPC起動時は常時通電していても良いかなと思います。
スピーカーはTEAC S-300Proを接続していますが、無入力時のノイズは全く聞き取れません。非常に良いです。
肝心な音質ですが、これまで使ってきた自作アンプ(お気楽アンプ3/LM3886)と比較すると、ややクリアさや、定位感がが欠けているように思います。アンプIC自体の価格差を考えると妥当なところです。
クリアさや定位感をより重視する場合は上位モデルのAL-502Hを選ぶのが良いかもしれません。
1万円台前半という価格のわりには健闘している感じです。結構力強い感じの鳴り方で、数千円の中華アンプよりは安定感があるように思いました。
電子ボリュームを採用しているだけあって、ギャングエラーに悩まされる心配が無いのはとても良いですね。
ヘッドホン端子付きなので、手持ちの各種ヘッドホン、イヤホンを接続してみましたが結構ホワイトノイズが出てます。
パイオニア SE-CLX9使用時にはかなりのノイズが載ってましたので、低インピーダンス、高感度のイヤホン使用時は要注意かと思います。音質自体はいたって普通でしたので、おまけとして考えると結構良いと感じました。
まとめ
Amulech AL-202H SEは低価格の割にはいい音しています。日本製というのも安心感がありますね。電源スイッチの小ささと、イヤホン接続時のホワイトノイズが難点ではあります。
対抗はFOSTEX パーソナル・アンプ ハイレゾ対応 AP20dあたりでしょうか。
スピーカーのハイレゾにこだわる場合はAP20d。電子ボリュームにこだわる場合はAL-202H SEってところかと思います。
(*1)いろいろ原因を探っていくと、パナソニックのデスクヒーター DC-PKD3使用時に自作アンプのトランスが大きな唸り音を出している事を確認しております。
DCサプレッサー http://www.mizunaga.jp/ptrans.html
を制作しようかと考えているところです。
Amulech [AL-202H SE] 小型・薄型・高音質・Hi-Fi 20W+20W(4Ω)ステレオデジタル・パワーアンプ+ヘッドホンアンプ 本体+ACアダプター(12V 5A)セット品