Samsung SSD 860 EVO 1TB MZ-76E1T0B/EC(Amazon専売品)を買ってみました。代理店は、「ITGマーケティング株式会社」で、860 EVO 1TB MZ-76E1T0B/ITと同じ代理店でした。
両者の違いは、MZ-76E1T0B/ECには、
・ランサムウェア対策ソフト「ファイナルランサムディフェンダー」1年版ライセンス付きという特典があるのみでした。
写真で見る、Samsung SSD 860 EVO 1TB 2.5インチSSD MZ-76E1T0B/EC
製品情報
製品情報は以下のページです。
http://www.itgm.co.jp/product/ssd860evo/spec.html
一部、抜粋。
- 容量:1TB
- フラッシュ:V-NAND 3bit MLC (3D TLC)
- インターフェース:Serial ATA 6Gbps
- 厚さ:6.8mm
- キャッシュメモリ:1GB LPDDR4
- 読込速度:最大 550 MB/s
- 書込速度:最大 520 MB/s
- ランダム読込速度:最大 98K IOPS
- ランダム書込速度:最大 90K IOPS
- 耐久性:600TBW
- 保証期間:5年
製品概要
製品概要は以下のページです。
http://www.itgm.co.jp/product/ssd860evo/
一部、引用。
インテリジェントターボライト領域以降のシーケンシャル書き込みパフォーマンスは、250/500GBの場合は300MB/秒、1TBの場合は500MB/秒です。
ターボライトのバッファサイズはSSDの容量によって異なります。250GBモデルの場合は12GB、500GBモデルの場合は22GB、1TBモデルの場合は42GB、2/4TBモデルの場合は78GBです(いずれも最大)。
ベンチマーク
まずは、CrystalDiskMarkから。テストサイズ 1GiB
テストサイズ 8GiB
テストサイズ 32GiB
ターボライトのバッファが42GBもあるせいか、CrystalDiskMarkでは、テストサイズ32GiBでも全く速度低下の気配が感じられませんでした。
HD Tune Proにて、Sequential Read 440MB/s程度でした。
HD Tune Proにて、Sequential Write 410MB/s程度でした。
以前ベンチマークを行ったSamsung SSD 750 EVO 500GBでは、Sequential Writeは平均320MB/s程度でしたので、今回の 860 EVO 1TBのほうが確実に速くなってますね。
ファイルコピー
最後に、M.2 SSD(Samsung SM961)に置いた仮想ディスクファイル(約30GB)を、860 EVO 1TBへコピーしてみました。
エクスプローラで見る限り、書き込み速度は480MB/s程度で、まぁまぁの速度でした。
ターボライトのバッファが42GBもあるので、実際の使用では大抵の場合(42GB超の書き込みをしない限り)、書き込み速度480MB/s位を維持できそうです。
2018-07-22 追記
ターボライトのバッファ42GBを超える、約100GBのファイルを860 EVO 1TBへコピーしてみました。
エクスプローラで見る限り、書き込み速度は460MB/s程度でした。
公式には、
インテリジェントターボライト領域以降のシーケンシャル書き込みパフォーマンスは、250/500GBの場合は300MB/秒、1TBの場合は500MB/秒です。
となっていますので、460MB/sという数値は一応納得出来る値ではあります。
まとめ
Samsung SSD 860 EVO 1TBは、TLCフラッシュメモリを採用しながらも、大量のキャッシュ、バッファを積んでいるため、かなり快適に使用出来るSSDに仕上がっています。
システム用、データ用どちらの用途にも向いているように思います。
以上、参考にしていただけると幸いです。