先日発売された、安くて速いNVMe SSD「CFD PG2VN」シリーズですが、ヒートシンクがコントローラと密着していないという仕様を抱えています。
本日(2019-03-12)付で、製品情報サイトに「■ヒートシンクの設計について」という項目が追記されました。
■512GB CSSD-M2B05GPG2VN
https://www.cfd.co.jp/product/ssd/cssd-m2b05gpg2vn/
■1TB CSSD-M2B01TPG2VN
https://www.cfd.co.jp/product/ssd/cssd-m2b01tpg2vn/
■2TB CSSD-M2B02TPG2VN
https://www.cfd.co.jp/product/ssd/cssd-m2b02tpg2vn/
PG2VNのヒートシンクとサーマルパッドは、Phison E12コントローラに接しておりません。
(中略)
PC内部のエアフローを整えて頂くことで、ヒートシンクがNANDフラッシュを中心に高温化の抑制を促し安定動作いたします。
ヒートシンクを剥がすと保証対象外になりますので、発熱が気になる方は他のSSDを選択するのが良いかもしれません。
幸い、Phison E12コントローラを採用したNVMe SSDは、現時点でCFD以外に2社から流通しています。
SiliconPowerのP34A80とCorsairのMP510で共にヒートシンクは無しです。
ヒートシンクを別途自分で用意したい方や、マザーボード付属のヒートシンクを使いたい方におすすめします。
■SiliconPower P34A80
https://www.silicon-power.com/web/jp/product-P34A80
- 容量:256GB, 512GB, 1TB
- インターフェイス:PCIe Gen3x4
- 読み込みパフォーマンス(最大):最大 3,200 MB/s
- 書き込みパフォーマンス(最大):最大 3,000 MB/s
- 保証:5年保証
- 型番:256GB:SP256GBP34A80M28、512GB:SP512GBP34A80M28、1TB:SP001TBP34A80M28
■Corsair MP510
https://www.ask-corp.jp/products/corsair/storage/force-mp510.html
- 容量:240GB, 480GB, 960GB
- インターフェイス:PCIe Gen3x4
- 読み込みパフォーマンス(最大):最大 3,480 MB/s
- 書き込みパフォーマンス(最大):最大 3,000 MB/s
- 保証:5年保証
- 型番:240GB:CSSD-F240GBMP510、480GB:CSSD-F480GBMP510、960GB:CSSD-F960GBMP510
以上、参考にしていただけると幸いです。
2019-03-14追記 Twitterにて以下のツイートがありました。
CFD PG2VN SSDですがヒートシンクとコントローラの接触不良問題はかなり深刻です。
— PC修理廃人 (@pana_junk_pc) March 13, 2019
分けてツイートしますがとりあえずヒートシンク無し(現在市販されているものと同じ状態)とヒートシンクをコントローラに付けた状態のHD Tune Pro書き込みテスト結果を載せます。
とても同じSSDとは思えません。 pic.twitter.com/SyK4ecsVDf
PG2VNシリーズSSDを使用する際は、ほんと温度には気をつけて運用する必要があるようです。なかなか人柱なPCパーツですね。
2019-07-21 追記
シリコンパワー M.2 NVMe SSD 1TB P34A80シリーズ SP001TBP34A80M28 レビューを行いました。参考にしていただけると幸いです。