ビデオカード SAPPHIRE PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5を買いました。
これまでは、SAPPHIRE ULTIMATE HD7750(ファンレス)を使用していました。
1ヶ月程使い込んで、かなり満足しているので、レビューを書いてみることにしました。
製品写真
製品情報
SAPPHIRE PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5 製品情報 SAPPHIRE グラフィックボード RADEON RX 560 | 株式会社アスク
GPU | AMD RADEON RX 560 |
アーキテクチャ | Polaris (第4世代GCN) |
製造プロセス | 14nm FinFET |
ストリームプロセッサー | 1024基 |
ブーストクロック | 1216MHz |
メモリ容量 | 4GB GDDR5 |
メモリクロック | 7000MHz (データレート) |
メモリインターフェイス | 128bit |
メモリ帯域 | 112GB/sec |
ディスプレイ出力 | DisplayPort 1.4×1、HDMI 2.0b×1、DL-DVI-D×1 |
出力解像度 | 3840x2160 (120Hz) Pixel DisplayPort Resolution 2560x1600 (60Hz) Pixel Dual Link DVI Resolution 3840×2160p (60 Hz) HDMI Resolution |
対応OS | Windows 10 64bit, Windows 7 64bit |
消費電力 | 75W以下(GPUのみで45W) |
補助電源 |
不要 |
現在のメインPC構成
OS | Windows 7 Pro 64bit, Windows 10 Pro 64bit |
CPU | Intel Core i7 6700 |
マザーボード | ASUS PRIME Z270-A |
メモリ | SanMax SMD4-U16G48M-24R-D DDR4 16GB(8GBx2枚組) Micron |
ビデオカード | SAPPHIRE PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5 |
SSD | Samsung MZVPV256HEGL (SM961 256GB) |
SSD | Samsung MZ-7KE256B/IT |
SSD | Samsung MZ-750500B/IT |
SSD | SANDISK SDSSDXPS-480G-J25 |
SSD | SANDISK SDSSDXPS-480G-J25 |
電源ユニット | Seasonic SS-650KM3 |
PCケース | LanCool PC-K9X |
各種ベンチマーク
- CINEBENCH R15
Open GL 140.35fps、HD7750使用時は68.45fpsでしたので、ほぼ倍の数値を叩きだしています。
- ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
1920×1080 最高品質で、5066 「とても快適」でした。
- ドラゴンクエストX ベンチマーク
1920×1080 最高品質で、19630 「すごく快適」でした。
安定性について
HD7750のDisplay Port使用時にはモニタの電源オフやスリープからの復帰時に解像度が変更されるという問題点があったのですが、このビデオカード+RadeonソフトウェアでのDisplayPort使用時は全く問題なく動作しています。
アイドリング時のGPU温度は36℃(室温27℃) GPUファン回転数0、 FF14ベンチマーク時は最高70℃ GPUファン回転数1380rpmでした。
静音性について
私のPCでは、PCの電源オンと共にフォーと低い感じのGPUファン音が聞こえてきますが、まぁまぁ気にならない程度の音です。
PC起動中にドライバを読み込んだ時点(Windowsログオン画面)でプシュンと音がしてGPUファンが完全に停止します。
通常使用ではセミファンレスという事でGPUファンは完全に停止しています。
GPU温度が53℃以上になるとGPUファンが回転しはじめ、45℃を下回ると、ファンが完全に停止します。
SAPPHIRE ULTIMATE HD7750(ファンレス)からの移行ですが、静音性については及第点にあります。
機能について
AMD Radeonといえば、やはりAMD Fluid Motion Video(倍速補完機能)が目玉でしょう。
AMD Fluid Motion VideoをWindows10環境+MPC BEで試してみましたが、とても素敵な動作具合です。HD7750使用時は力不足な感じがしていたのですが、RX560では全くパワー不足を感じることなくモード2にて動作しています。
Full HDぐらいであれば、AMD Fluid Motion VideoとmadVRが併用出来そうです。
消費電力について
システムの消費電力はアイドル時38W(ワットモニターにて測定)でした。HD7750使用時とほぼ同じでしたのでかなり省電力にチューンされているように思います。
GPU-Z Render Test時は109Wとそれなりの消費電力でした。
まとめ
良い点は、
- AMD Fluid Motion Video(倍速補完機能)で動画試聴が快適。
- 軽めのゲームであれば、Full HD最高品質で遊べる。
- 4K 120Hz対応(DisplayPort接続時)で末永く使えそう。
- 補助電源不要で低消費電力にチューンされている。
- Radeon HD7750からの買い換えに最適。
気になる点は、
- 対応OSがWindows7 64bit, Windows10 64bitで、Windows 8.1はサポートしていない。
- マイニング需要なのか解りませんが、本blog執筆時点での価格が高めです。(一万円台前半になればサブ用にもう1台買おうと思っています。)
- 全長約210mmと補助電源不要なビデオカードとしては無駄に長いです。
- セミファンレスとはいえ、使い方にはよってはGPUファンの回転音を感じ取れますので、ファンレスビデオカードからの完全な置き換えには向きません。
以上、「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5」のレビューでした。
参考にしていただけると幸いです。