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Firefox 67.0 WebRenderを有効にして高速描画

5月21日にリリースされたFirefox 67.0ですが、一部の環境ではブラウジングを高速化するWebRenderが有効になっている模様です。

 

Firefox 67」が正式公開 ~暗号通貨採掘・フィンガープリンティング防止機能を搭載

forest.watch.impress.co.jp

そのほかにも、NVIDIAGPUを搭載する一部のWindows環境で、「WebRender(Quantum Render)」がデフォルトで有効化された。

 

Firefox 67.0」リリース、仮想通貨のマイニングやフィンガープリントによる追跡をブロックする機能が実装される

mag.osdn.jp

また、Windows 10でNVIDIAGPUが利用できる環境では、最新のWebRenderを利用できるようになった。WebRenderはMozillaGPUベースの2Dレンダリングエンジンで、Webブラウジングを高速化できるという。

 

当方の環境は、
・OS:Windows 7 x64 Pro
ビデオカードRadeon RX560
です。

 

about:supportで確認したところ、画像処理は、「Direct3D 11 (Advanced Layers)」となっていましたので、about:configにて、gfx.webrender.alltrue に変更することで、強制的にWebRenderを有効に設定してみました。

f:id:famd:20190529194012p:plain

about:supportで、画像処理を確認すると「WebRender」となっています。

 

ベンチマーク

 

以下のサイトでHTML5ベンチマークを行ってみました。

testdrive-archive.azurewebsites.net

・WebRender無効:32.70 秒 

f:id:famd:20190529194227p:plain

 

・WebRender有効:6.87秒

f:id:famd:20190529194252p:plain

 

WebRender有効だと圧倒的に高速ですね。
Google Chromeベンチマークを行ったところ6.28秒でしたので、WebRender有効だとChromeとも良い勝負となる事が確認できました。

 

ちなみに、私の環境では、URL欄や検索バーで全角文字、スペースを入力しているとサジェストが透明化するという不具合が発生しています。
というわけで、現在は無効にしてFirefox 67.0を使用中です。

 

Firefoxは、今後のバージョンアップで、NVIDIAGPU以外の環境でもWebRenderが有効になると思われます。
これは期待しておいて良いかなと感じます。

 

以上、Firefox 67.0 WebRenderを有効にして高速描画、でした。

参考にしていただけると幸いです。