5月21日にリリースされたFirefox 67.0ですが、一部の環境ではブラウジングを高速化するWebRenderが有効になっている模様です。
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そのほかにも、NVIDIA製GPUを搭載する一部のWindows環境で、「WebRender(Quantum Render)」がデフォルトで有効化された。
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また、Windows 10でNVIDIAのGPUが利用できる環境では、最新のWebRenderを利用できるようになった。WebRenderはMozillaのGPUベースの2Dレンダリングエンジンで、Webブラウジングを高速化できるという。
当方の環境は、
・OS:Windows 7 x64 Pro
・ビデオカード:Radeon RX560
です。
about:supportで確認したところ、画像処理は、「Direct3D 11 (Advanced Layers)」となっていましたので、about:configにて、gfx.webrender.all → true に変更することで、強制的にWebRenderを有効に設定してみました。
about:supportで、画像処理を確認すると「WebRender」となっています。
ベンチマーク
testdrive-archive.azurewebsites.net
・WebRender無効:32.70 秒
・WebRender有効:6.87秒
WebRender有効だと圧倒的に高速ですね。
Google Chromeでベンチマークを行ったところ6.28秒でしたので、WebRender有効だとChromeとも良い勝負となる事が確認できました。
ちなみに、私の環境では、URL欄や検索バーで全角文字、スペースを入力しているとサジェストが透明化するという不具合が発生しています。
というわけで、現在は無効にしてFirefox 67.0を使用中です。
Firefoxは、今後のバージョンアップで、NVIDIAのGPU以外の環境でもWebRenderが有効になると思われます。
これは期待しておいて良いかなと感じます。
以上、Firefox 67.0 WebRenderを有効にして高速描画、でした。
参考にしていただけると幸いです。