一部で話題のシリコンパワー M.2 NVMe SSD 1TB SP001TBP34A80M28を買ってみました。
PCIe Gen3x4接続の高速タイプM.2 SSDです。
執筆時点(2019-07-20)での価格は1万円台半ばで、競合すると思われるSamsung 970 EVO PlusやWD BLACK SN750 1TB 約3万円の半額となっています。
コントローラーには性能に定評あるPhison社E12、NAND Flashには東芝メモリの3D TLC(BiCS3)を採用しています。
M.2 NVMe SSDで発熱がそれなりにある事が解っていますので、今回はAinex M.2 SSD変換PCIeカード AIF-08を使用してPCへ取り付けました。
製品情報
製品情報は以下のページです。
https://www.silicon-power.com/web/jp/product-P34A80
一部、抜粋。
- インターフェイス:PCIe Gen3x4
- 読み込みパフォーマンス(最大):最大 3,400 MB/s
- 書き込みパフォーマンス(最大):最大 3,000 MB/s
- 動作温度:0℃- 70℃
- 保証:5年保証
https://www.ainex.jp/products/aif-08/
写真で見るM.2 NVMe SSD 1TB SP001TBP34A80M28とPCへの取り付け
パッケージ表面
パッケージ裏面(台湾製の記載あり)
中身はとてもシンプルです。
M.2 NVMe SSD基板表面
M.2 NVMe SSD基板裏面、DRAMキャッシュメモリはSK hynix製です。
AIF-08パッケージ表面
AIF-08パッケージ裏面
AIF-08へSSDの取り付け
AIF-08へ付属ヒートシンクの取り付け
PCへの取り付け(PCIe3.0x16 第2スロット)
PC構成
OS:Windows 10 Pro 64bit 1903
CPU:AMD Ryzen 5 3600
CPUクーラー:サイズ 無限五 リビジョンB + Noctua NF-S12A PWM
マザーボード:ASUS PRIME X470-PRO
メモリ:SanMax SMD4-U16G48M-24R-D DDR4-2400 8GBx2
ビデオカード:SAPPHIRE PULSE RADEON RX 560 4G GDDR5
SSD:SAMSUNG MZVPV256HEGL(SM961 256GB)
SSD:SAMSUNG SSD 860 EVO 1TB MZ-76E1T0B/EC
SSD:SAMSUNG SSD 750 EVO 500GB MZ-750500B/IT
SSD:SanDisk SSD Extreme PRO 480GB(SDSSDXPS-480G-J25)
SSD:SanDisk SSD Extreme PRO 480GB(SDSSDXPS-480G-J25)
電源ユニット:Corsair RM550x CP-9020090-JP
PCケース:Lancool PC-K9X
吸気ファン:Noctua NF-S12B redux-700
排気ファン:Noctua NF-S12A ULN
各種ベンチマーク
まずは、CrystalDiskMarkから。テストサイズ 1GiB
Sequential Readは3465.4MB/sで公称値の3400MB/sを超えています。
Sequential Writeは2966.1MB/sで公称値の3000MB/sをほぼ満たしています。
CrystalDiskMark テストサイズ 8GiB
CrystalDiskMark テストサイズ 16GiB
Sequential Writeが2281.7MB/sへ低下しているのが目立ちます。
CrystalDiskMark テストサイズ 32GiB
Sequential Writeが988.9MB/sへ低下しています。SLCキャッシュ領域を使い切っている模様です。
AS SSD Benchmark
HD Tune Pro 5.70トライアル版 Read Benchmark
HD Tune Pro 5.70トライアル版 Write Benchmark
HD Tune Pro 5.70トライアル版 File Benchmark
File length 50GBでベンチマークを行いました。
連続書き込みでは、書き込み量24GB付近で書き込み速度1000MB/sへ速度低下しました。
SSDの温度について
アイドル時 室温26℃環境でCrystalDiskInfoの表示が27℃。
各種ベンチマーク実行時の最高が41℃でした。
Ainex M.2 SSD変換PCIeカード AIF-08がかなりの効果を出していると思われます。
まとめ
シリコンパワー M.2 NVMe SSD 1TB SP001TBP34A80M28のコストパフォーマンスは抜群です。
1GBあたり単価も2.5インチSATA SSDとあまり差がないため、M.2ソケットやPCIe3.0×16スロットに空きがあるPCであれば、おすすめできるSSDとなっています。
性能もCrystalDiskMarkだけを見る限りでは最速クラスです。
気になる点としては、SLCキャッシュ切れ後の速度が約1000MB/sで、Samsung 970 EVO Plusの1700MB/sやWD Black SN750 1600MB/sと比較すると遅めという点があります。
絶対性能を追求する方にはおすすめしづらいです。
気になる点も挙げましたが、やはりお手頃な価格というのは非常に魅力的です。
コントローラー、NANDフラッシュ、DRAMキャッシュメモリなど信頼出来る部品を使用していますので、非常に無難なSSDのように思います。
以上、参考にしていただけると幸いです。
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