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DDR4-3200対応メモリー CFD Selection W4U3200CM-8G [8GB 2枚組] レビュー

先日Ryzen 5 3600で組んだメインPC

 

AMD Ryzen 3000シリーズ(Zen2)へ移行する Ryzen 5 3600 + ASUS PRIME X470-PRO

famd.hatenablog.com

にて、DDR4-2400 8GBx2のメモリを使用していましたが、AMD Ryzen 3000シリーズ(Zen2)は標準でDDR4-3200に対応していることから、JEDEC準拠のDDR4-3200メモリ W4U3200CM-8G(CL22 8GBx2)へ交換してみました。


今回、特別な設定をすることなく、問題無くDDR4-3200MHzで動作しました。

 

製品情報

製品情報は以下のページです。

https://www.cfd.co.jp/product/memory/desk-ddr4/w4u3200cm-8g/

一部、抜粋。

  • 製品型番:W4U3200CM-8G
  • メモリ種:DDR4
  • Speed:3200 MT/s
  • 容量:8GB x2
  • Timing:CL22
  • Ranked:Single Ranked
  • 電圧:1.2 V
  • 保証:永久保証

 

写真で見るW4U3200CM-8G

パッケージ表面

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パッケージ裏面

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メモリ本体。メモリチップはシールで隠れています。

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メモリ情報と各種ベンチマーク


CPU-Z Memory

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CPU-Z SPD

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Thaiphoon Burner
Micron社の8 Gb E-dieを使用している事が判ります。

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SiSoftware Sandra メモリーの帯域
33.21GB/秒。DDR4-2400の時は27.63GB/秒でしたので、モリーの帯域は+20%アップ

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7-Zip
圧縮:49981 MIPS。DDR4-2400の時は49302 MIPSで、+1%。
展開:67987 MIPS。DDR4-2400の時は66770 MIPSで、+1%。
総合:58984 MIPS。DDR4-2400の時は58036 MIPSで、+1%。
誤差程度の結果となりました。

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CINEBENCH R15

Open GL 146.84 fps。DDR4-2400の時は145.35 fpsで、+1%。
CPU 1584 cb。DDR4-2400の時は1569 cbで、+1%。
CPU(Single Core) 195 cb。DDR4-2400の時は195 cbで変化無し。

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CINEBENCH R20

CPU 3601 pts。DDR4-2400の時は3597 cbで、+0.1%。
CPU(Single Core) 482 pts。DDR4-2400の時は485 cbで-1%。

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FFXIV:漆黒のヴィランベンチマーク

SCORE 5821。DDR4-2400の時は5800で+0.4%。

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Geekbench 4
Single-Core Score:5413。DDR4-2400の時は5237で+3%アップ。
Multi-Core Score:27797。DDR4-2400の時は27522で+1%。

 

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まとめ

 

今回、JEDEC準拠メモリDDR4-2400(CL17)からJEDEC準拠のDDR4-3200メモリ W4U3200CM-8G(CL22 8GBx2)へ交換を行いましたが、メモリーの帯域は+20%アップしたものの、各種ベンチマークでは誤差レベルの結果となりました。
効果有りと感じたのは、メモリ帯域が効くと言われているGeekbench 4のみでした。

 

JEDEC準拠のDDR4-3200メモリ 16GB×2は現時点(2019-08-03)で品薄ですので、容量とコストを重視する場合や、ミドルレンジ以下のPCであればDDR4-2666メモリを考えておくのも良いでしょう。(ただしAPUを除く)

 

コスト度外視、なによりも速度を重視する方であれば、JEDEC準拠にこだわらずに迷わずG.SkillやCrucial Ballistix Eliteなどのオーバークロックメモリを選ぶのも良いですね。

 


以上、参考にしていただけると幸いです。